食道・胃・大腸疾患

食道〜胃〜小腸〜大腸は消化管と呼ばれる食べ物の通り道ですが、その中で食道・胃・十二指腸は特に上部消化管と呼ばれます。食べ物を細かくし、吸収しやするする仕事をしています。この部位の病気では食欲不振や吐き気、腹痛、みぞおちの違和感としてあらわれます。特に胃癌は歴史的に日本人での発生が多く、早期での発見・治療が重要です。

胃食道逆流症

酸性の胃内容が食道や口腔内に逆流することで胸焼けや不快感の原因となります。締め付けの強い服を着ることや肥満が誘引となりますが、胃と食道の生理的なつなぎ目がゆるくなっていることが多いです。内視鏡検査により診断をし、生活習慣の改善と薬物療法により治療します。

食道がん

食道に発生する悪性腫瘍です。食べ物のつかえ感や食べる時にわずかにしみる感じを自覚して発見されることがあります。ヘビースモーカーや多量飲酒が危険因子となり、特にお酒を飲むと真っ赤になる方(アルコールの代謝産物であるアセトアルデヒドを分解する能力が低い)では注意が必要です。

胃・十二指腸潰瘍

胃や十二指腸の粘膜が障害されて潰瘍ができます。空腹時の腹痛や不快感が特徴的です。進行すると出血し、血を吐いたり、真っ黒な便(血液が消化されて真っ黒になります)が出ることがあります。高度の貧血や、胃に穴が開くなどの重篤な状態になることもありますので、早期に診断し治療を開始する必要があります。原因はストレスや食習慣もあげられますが、ヘリコバクターピロリ菌の感染によるものが重要です。また、ある種類の痛み止めの薬も胃潰瘍の原因となることがあります。内視鏡検査により消化性潰瘍と診断された場合には、原因に合わせた治療を行います。

ヘリコバクターピロリ菌感染

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胃がん

に発生する悪性腫瘍です。日本全体では、一昔前に比べると世代別では、大きく減ってきていますが、高齢化のために胃がんにかかる人の全体数は横ばいです。がんで亡くなった人の数では、全がんの中で胃がんは2015年時点で男性では2位、女性では3位と未だ上位にあります。やはり進行する前の早期がんの段階での治療が必要です、早期胃がんは多くの患者さんで検診によって発見されています。症状の有無に関わらず、定期的に検診を受けることが、早期発見のために最も重要なことです。最近の研究では胃癌の発生にもヘリコバクターピロリ菌の感染に深い関わりがあることがわかってきており、胃がん予防にも大きな変化が起きています。

小腸・大腸

小腸によってほとんどの栄養が吸収されます。大腸は下部消化管とも呼ばれ水分や無機物の吸収を行っています

炎症性腸疾患

腸に炎症をきたす疾患の総称です。感染が原因のことが多い。

過敏性腸症候群
大腸癌

近年、最も増加傾向の強いがんの一つとなっています。
大腸癌は早期発見が重要です。なぜなら、適切な時期に治療を受ければ完治させることが可能だからです。